ハットの種類と選び方|顔型別の似合うかぶり方

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ハットはコーデの印象を大きく変える名脇役で、選び方ひとつでカジュアルにも上品にも振れるアイテムです。本文では、形ごとの特徴や顔の輪郭との相性、季節別の素材選び、長く愛用するためのお手入れの考え方まで、ハット選びに役立つ情報を一冊にまとめた読み物としてお届けします。これからハットデビューする方も、すでに何個か持っていて買い足しを検討している方も、自分にぴったりの一品を見つけるための手がかりとして役立ててください。

この記事の要点
  • ハットは「ブリム(つば)が一周しているタイプ」が共通の特徴
  • 形はバケット・中折れ・ハンチング・クロシェ・サファリなどが定番
  • 顔型と帽子の高さ・つばの広さのバランスが似合うかどうかを左右する
  • 春夏はストローやラフィア、秋冬はウールやフェルトが心地よい
  • 小物としてだけでなくUV対策・防寒といった実用面も期待できる

そもそもハットとはどんな帽子?

ハットとは、頭頂部のクラウンと、ぐるりと一周しているブリム(つば)を備えた帽子の総称です。前方にだけツバが付いたキャップ類とは違い、360度に広がるつばが日差しをやわらげてくれるのが大きな特徴。コーデ全体に立体感を加えてくれるので、Tシャツ+デニムのようなシンプルな装いに合わせるだけで、こなれた表情に整います。

素材や形のバリエーションが豊富で、フォーマルな装いに馴染む中折れタイプから、リラックス感のあるバケットタイプ、リゾート気分が高まる麦わらタイプまで揃うため、シーンに合わせて使い分けやすいのも魅力です。キャップよりも上品に見えやすく、大人世代にも取り入れやすい選択肢として人気を集めています。

キャップとの違いをひとことで

キャップが「前ツバ+スポーティ」、ハットが「全周ツバ+上品〜リラックス」と覚えるとイメージしやすいです。装いをきれいめに寄せたい日はハットが頼りになります。

定番ハットの種類と魅力

ひと口にハットといってもシルエットは多彩。それぞれの形に込められた個性を知っておくと、自分の好みやコーデの方向性に合わせて選びやすくなります。ここでは、街でもよく見かける代表的なハットを順番に紹介します。

バケットハット

バケツを逆さに置いたような形が名前の由来で、クラウンの天井がフラット、ブリムは短めで下向きに垂れているのが特徴です。カジュアルでスポーティな雰囲気が出やすく、デニムやスウェットなどの普段着と相性抜群。ユニセックスで取り入れやすく、近年は街角でもっとも見かける機会の多い旬なタイプといえます。コンパクトに畳めるタイプも多く、旅行のお供にも向きます。

中折れハット(フェドラ・トリルビー)

クラウンの頂上に縦のクリース(くぼみ)と両サイドのへこみを入れた、紳士的なシルエット。ブリムの長さは6〜7cmほどが一般的で、上品な存在感が漂います。きれいめのジャケットスタイルや、ワンピースに合わせた大人ガーリーな装いにフィット。フェルト製は秋冬、リネンやストロー製は春夏と、季節をまたいで楽しめます。

ハンチング

頭頂部からつばにかけて自然に流れる、平たく丸いシルエットが印象的。クラシカルなムードを残しつつ、現代的なリネンライク素材で軽やかに進化したモデルも増えています。シワになりにくく洗えるタイプも登場しているため、デイリーづかいに頼もしい一品。ユニセックスに楽しめて、コーデにアクセントを加えたいときに重宝します。

クロシェハット

クロシェとはフランス語で「鐘」の意味。深くて丸みのあるクラウンに、やわらかく波打つブリムが組み合わさり、女性らしくレトロな印象に仕上がります。ストリート系から大人カジュアルまで似合う守備範囲の広さがあり、最近は男性のかぶり手も増加中。手編み風ニットや麦わら素材のクロシェは、季節感を演出するのにぴったりです。

サファリハット(アドベンチャーハット)

もともと探検や旅行用にデザインされた帽子で、ブリムが広く、あご紐が付いたモデルも多いのが特徴。紫外線をしっかり遮りたい人や、アウトドアでアクティブに動きたい人に頼られる存在です。汗をかいてもさらりと乾く速乾素材や、雨に強い撥水加工を取り入れた機能性モデルが目立ちます。

麦わら帽子・ラフィアハット

夏の代名詞ともいえるストロー素材のハット。麦わらは少しカッチリした硬さと風通しのよさを兼ね備え、ラフィアはしなやかで折り畳みやすいのが魅力です。ナチュラルな色合いがリゾートウェアやワンピースと好相性で、屋外でのイベントや海辺、街歩きまで幅広く活躍します。

選ぶときの目線合わせ

「日差し対策をしたい」「フォーマルにも使いたい」「カジュアルなスタイルに馴染ませたい」など、使いたいシーンを思い浮かべてから形を絞ると、後悔のない一品に出会いやすくなります。

顔型別!似合うハットの選び方

同じハットでも、被る人の顔の輪郭で似合い方が変わります。鏡の前で輪郭を確認してから、相性のよいタイプを試してみましょう。

丸顔タイプ

顔のラインに丸みがあるタイプには、トップが丸めで縦のラインを意識できる帽子が好相性。クラウンに高さがあるシルエットを選び、浅めにかぶってひたいを少し見せると、すっきりした印象に整います。バケットハットを後ろに少し倒したり、中折れの角度を遊んだりするのもおすすめです。

面長タイプ

縦の長さが気になる面長さんは、高さが控えめでブリムが広めのハットがバランス良好。ハンチングや浅めのバケットハット、つばが横に広がるストローハットを選ぶと、視線が横に流れて顔まわりが軽やかに見えます。クラウン高めの帽子をかぶりたい場合は、深めに被って高さを抑えるのがコツです。

四角顔(ベース)タイプ

エラのラインをやわらかく見せたいときは、顔幅より少し広いブリムのハットが頼りになります。中折れタイプのつば広や、波打ったブリムのクロシェハットなど、曲線を感じるシルエットを選ぶと優しい印象に。リボンやコサージュなどの装飾もアクセントになります。

逆三角形タイプ

顎のシャープさが特徴の逆三角形さんは、丸みのあるクラウンとほどよいブリム幅が好バランス。ボーラーハットや丸みの強いバケットハット、ふんわりしたクロシェなど、ふっくらしたシルエットがおすすめです。直線的なフェドラを選ぶときは、ブリムが波打つタイプを選ぶと印象がやわらぎます。

かぶり方ひとつでこなれ感アップ

まっすぐ被るより、ほんの少し斜めに傾けたり、後ろに引いておでこを出したりするだけでぐっと垢抜けます。前髪や後れ毛をつまんで動きをつけると、より自然な仕上がりになります。

季節とシーンで変える!素材の選び方

春夏は通気性とUV対策を意識

気温が高い季節は、ストロー・ラフィア・コットン・リネンといった通気性の高い素材が快適です。UVカット加工のされたナイロン素材や、洗えるポリエステル混紡もデイリー使いに重宝します。色は明るめのベージュやアイボリーが涼やかですが、紫外線を防ぐ観点ではブラックやネイビーなど濃色も心強い選択肢になります。

秋冬はあたたかみのある質感を

気温が下がる季節は、ウールフェルトやコーデュロイ、ボア素材といった保温性のある素材がぴったり。フェルト製の中折れハットはコート姿に上品なアクセントを添えてくれます。ニット素材のクロシェなら、マフラーや手袋とのレイヤードでぬくもりのある冬コーデを作りやすくなります。

雨天や旅行先には機能素材を

急な天候の変化が気になるときは、撥水加工・パッカブル(折りたたみ)・洗えるなどの機能性に優れたハットが頼もしい味方になります。スーツケースの隙間にしまえて、目的地で取り出してすぐ被れるタイプは、旅行や出張のお供に最適です。

サイズ調整できるかをチェック

内側にアジャスターやドローコードが付いたモデルなら、頭の大きさに合わせて微調整が可能。風が強い日でも安心して被り続けられます。

シーン別で選びたいおすすめハット

ここからは、シーンや好みに合わせて検討したい人気タイプを紹介します。普段づかいから旅・アウトドアまで、幅広く活躍してくれるアイテムをピックアップしました。

ニューエラ バケットハット 01

ストリート発のヘッドウェアブランドが手がけるバケットハットは、カジュアル派の定番。コットン素材で日常使いしやすく、デニムやスウェットにすっと馴染みます。男女問わず似合うシンプルなデザインで、フロントロゴはさりげない存在感。ユニセックスで複数色を揃えて、その日の気分でかぶり替えるのも楽しい一品です。

コロンビア ブーニーハット

アウトドアブランドの定番モデルで、サファリハットらしい広めのブリムが特徴。UVカット機能と通気性の高い素材を兼ね備え、夏のフェスやキャンプ、釣りなどに頼れる相棒となります。あご紐付きで風の強い日でも安心。コンパクトに畳めるので、リュックに入れて持ち運べる手軽さも好評です。

ラカル 中折れリネンハット

日本人の頭の形にフィットする設計が魅力の国産ブランド。リネン素材を採用した中折れタイプは、軽くて涼やかな被り心地で、春夏のジャケットスタイルやワンピースに上品なエッセンスを加えます。手洗いができる仕様も多く、シーズン中に何度も活躍させられる扱いやすさが頼もしいポイントです。

ザ・ノース・フェイス ホライズンハット

機能とデザインを両立した人気のアウトドアハット。ストレッチ性のあるバンドと軽量素材で、長時間被っていても疲れにくいのが魅力です。あご紐が取り外せるため、街でも自然なルックスでかぶれるのが嬉しいところ。速乾と撥水を備え、突然の雨や汗にも動じない頼もしさを発揮します。

カシラ ウールフェルト中折れハット

東京発の老舗帽子ブランドによる中折れハット。きめ細やかなウールフェルトを使った深みのある質感が、コートスタイルを格上げしてくれます。シンプルなブラックやキャメルは、ジャケットでもニットでも合わせやすく、秋冬の主役級アイテムに。ツバの角度を自分好みに変えられる柔軟性も、長く愛用したくなる理由です。

オーバーライド クロシェハット

帽子専門ブランドが手がけるクロシェハットは、女性らしいシルエットの完成度が魅力。やわらかなブリムが顔まわりにふんわり影を作り、ワンピースやブラウススタイルに上品な余韻を添えます。ナチュラル素材のラフィアタイプは春夏、ウール混タイプは秋冬と、季節ごとに楽しめるラインナップが揃っています。

ヘレンカミンスキー ラフィアハット

リゾートシーンに似合うラフィアハットの代名詞的ブランド。手編みならではのしなやかさで、くるくる丸めて持ち運べるのが魅力です。広めのブリムが日差しをやわらげ、リゾートワンピースや白T+デニムなど、夏の装いを一段と魅力的にまとめてくれます。結婚式の二次会やガーデンパーティなど、特別な日のおめかしにも頼れます。

試着できないオンライン購入のコツ

頭囲をメジャーで測ってからサイズ表と照合し、頭頂部の高さやブリムの幅もチェックしましょう。レビューに書かれた「思ったより深い/浅い」などの声も参考になります。

ハットを長く楽しむためのお手入れ

形を保つ収納のコツ

使わないときは型崩れを防ぐため、クラウンを下にして置かず、ブリムを支える形で保管するのがおすすめです。フェルトや麦わらのハットは、購入時の箱や帽子スタンドを活用すると形がきれいに保たれます。長期保管時は直射日光と湿気を避け、風通しのよい場所にしまいましょう。

素材ごとに違うクリーニング

コットンやポリエステルの洗えるハットは、洗濯ネットに入れてやさしく手洗いするのが基本。フェルトはブラッシングでホコリを落とし、汚れが気になるときは固く絞った布で軽く拭き取ります。麦わらやラフィアは水に弱いので、汗じみ防止のためにテープを内側に貼っておくと安心です。

お手入れの三か条
  • 使い終わったら陰干しして湿気を逃がす
  • 気になる汚れは早めに対処する
  • シーズンオフは形を整えてから箱で保管する

ハットでつくるおしゃれコーデのヒント

ハットは小物のなかでも顔まわりに来るパーツなので、全体の雰囲気を一気に変える力があります。シンプルなTシャツコーデでも、麦わらハットを1点加えるだけでリゾート感が漂い、モノトーンの装いにベージュのフェドラを合わせれば抜け感のある大人っぽさが生まれます。

ポイントは、服とハットの色味やテイストをそろえること。スポーティな服にはバケットハット、きれいめな服にはフェドラやクロシェといった具合に、雰囲気を合わせると違和感なくまとまります。バッグや靴と色をリンクさせるのも、こなれ感を出すテクニックです。

ヘアアレンジで印象チェンジ

ハットを被るときは、髪の毛を片側に流したり、ローポニーで首元をすっきり見せたりすると一気にあか抜けます。前髪を少し見せるか、全部隠すかでも印象が変わるので、鏡の前で色々試してみましょう。

はじめての一品におすすめの選び方

これからハットを試したい方には、まずは使いやすいベーシックカラーのシンプルなバケットハットや中折れハットがおすすめです。ブラック・ベージュ・ネイビーといった色は手持ちのコーデに馴染みやすく、季節を問わず楽しめます。慣れてきたら、夏はストロー、冬はフェルトといった季節素材を買い足すと、コーデの幅がぐっと広がります。

頭囲は朝と夜で微妙に変わるので、試着するときは少しゆとりがあるサイズを選ぶと長時間でも快適。耳の上で軽く支えられる程度のフィット感が、ずれにくさと心地よさのちょうどよいバランスです。

失敗しないハット選びチェックリスト
  1. 使うシーン(街・旅・アウトドア)を決める
  2. 顔の輪郭との相性を意識する
  3. 頭囲とアジャスターの有無を確認する
  4. 素材の手入れ方法を把握する
  5. 手持ちのコーデに合う色を選ぶ

まとめ

ハットは形・素材・かぶり方の組み合わせで表情を自在に変えられる、奥行きのあるアイテム。バケットハットの気取らない魅力、中折れのきりっとした上品さ、クロシェのやわらかな空気感、サファリの頼もしさなど、それぞれの個性を知っていると、シーンに合わせた一品を選びやすくなります。顔型との相性や季節の素材も意識しながら、自分らしい一品をじっくり探してみてください。

ハットの種類と選び方|顔型別の似合うかぶり方をまとめました

形の特徴を押さえ、顔型に合わせた選び方と被り方を意識すると、ハットはコーデを底上げしてくれる頼もしい存在になります。春夏は通気性とUV対策、秋冬は保温性のある素材、雨や旅には機能性に優れたモデル、とシーンに応じて使い分けるのがおしゃれを楽しむコツ。お気に入りのハットを見つけて、頭の上から軽やかな一日を始めてみませんか。